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CALREC「ARGO」発売

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最新の製品情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

2023 年9 月13 日

CALREC「ARGO」

ユーザーの用途に応じた設計ができるセミオーダー型のサーフェスを採用。
超高速DSPで次世代コンテンツに対応する
IPベースの放送用デジタル・ミキシング・コンソール。

ヒビノインターサウンド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池垣 浩)は、英国CALREC(カルレック)社の放送用デジタル・ミキシング・コンソール“ARGO”を2023年10月2日(月)より発売いたします。

ARGOは、AoIPネットワークに対応するプロセッシング・エンジンで動作するオーディオ・コンソールです。AES67/ST2110-30に準拠し、NMOS IS-04とIS-05をサポートしています。プロセッシング・エンジンは超高速で、イマーシブ・ミキシングやNGA(Next Generation Audio)など、次世代のコンテンツ制作にも余裕をもって対応します。コントロール・サーフェスは、モジュール・パネルシステムを採用しており、ユーザーの使い勝手に合わせた設定が可能。また、オンラインアプリケーションソフトを使用してノートPCやタブレット端末上からブラウザベースでコントロールするサーフェスレス・ミキシングも可能です。

カテゴリー 型番 価格 発売日
放送用デジタル・ミキシング・コンソール ARGO Q
ARGO S
オープンプライス 2023年
10月2日(月)
 
 

● 超高速プロセッシング・エンジン
ARGOは、AoIPネットワークに対応するプロセッシング・エンジンで動作するオーディオ・コンソールです。心臓部のプロセッシング・エンジンには、超高速DSPを可能にする"Blu3fin"を搭載したImPulse Coreを用意。イマーシブ・ミキシングやNGA(Next Generation Audio)など、次世代のコンテンツ制作にも余裕をもって対応する能力を備えています。ImPulse Coreは、最大2,048chの入力チャンネル、最大2,384のチャンネル処理を実現し、世界最大規模のスポーツイベントからニュース番組、旗艦のエンターテインメント番組まで、さまざまなニーズに対応します。

また、ImPulse Coreの入力チャンネルとチャンネル処理数をより限定した1Uタイプの「ImPulse1」も新たにラインナップ。ImPulse1は、チャンネル処理数304の基本ライセンスに追加ライセンスを購入すれば、432、672とアップグレードが容易にできます。スペースも取らずパワフルなプロセッシング・エンジンです。

Impulse Core、ImPulse1どちらもAES67/ST2110-30に準拠し、NMOS IS-04とIS-05をサポートしています。ImPulse Coreは8種類、ImPulse1は3種類のライセンスを用意しています。

ImPulse Core 5U
 
チャンネル
処理
入力
チャンネル
2,384 2,048
2,128 1,792
1,872 1,536
1,458 1,122
1,056 768
800 512
672 384
432 256
   
ImPulse1 1U  ARGOと同時発売
チャンネル
処理
入力
チャンネル
672 384
432 256
304 128

 

●コントロール・サーフェスにモジュール・パネルシステムを採用
ARGOのコントロール・サーフェスは、ユーザーの要望に合わせてパネルの組み合わせが可能なモジュール・パネルシステムを採用。1セクション5モジュールのARGO Qと、4モジュールのARGO Sの2モデルを用意しています。各々、共通のモジュール・パネルでサーフェスを構成し、1セクションに2種の液晶パネル(メーターパネル:下図①、タッチスクリーンパネル:下図②)とLargeフェーダーパネル下図④を標準とし、下図③の箇所にはモニタリングパネル、ワイルド・アサインパネル、Smallフェーダーパネルの3種類のモジュールから選択が可能です。

 
▼1セクションに2つの液晶パネルとLargeフェーダーパネルを標準搭載
①メーターパネル   ②タッチスクリーンパネル   ④Largeフェーダーパネル
   
 
▼選べる3つのモジュール
③モニタリングパネル   ③ワイルド・アサインパネル   ③Smallフェーダーパネル
   

 

ARGO Qの1セクション

●セクション区切りのコントロール・サーフェス
ARGOのコントロール・サーフェスは、1システム内で最大20セクションまで構成可能で、最大8セクションまで対応できるシャーシを用意しています。サーフェスとプロセッシング・エンジン間はIP接続となっているため、インターネット環境が整っている場所であればサーフェスとプロセッシング・エンジンが離れていても運用できます。サーフェスの1セクションだけ別部屋においてサブミックス的な用途に使用することも可能で、ユーザーの使い勝手に合わせた運用ができます。

 

 

●サーフェス背面に取り付けできるI/Oユニット
また、サーフェス背面に直接取り付け可能なI/Oユニットが用意されており4種類から選択可能。任意のI/Oユニットを挿入することで外部ラックのスペースを節約できるうえ、ケーブルの取り回しを簡潔にします。

 

▼I/O オプション  
Combo BNC
6 × AES3 入力(BNC)、6 × AES3 出力(BNC)、
8 × バランスアナログ出力、1 × MADI 入力、
1 × MADI 出力、8 × GPI、8 × GPO
Combo D-Type
6 × AES3 入力(D-Type)、6 × AES3 出力(D-Type)、
8 × バランスアナログ出力、1 × MADI 入力、
1 × MADI 出力、8 × GPI、8 × GPO
   
Analogue
12×アナログ出力
Mic/Line
8×Mic/Line入力

 

●オンラインアプリ「Assist」でサーフェスレス・ミキシングも
サーフェスでのコントロールだけでなく、オンラインアプリケーションソフト「Assist」でも運用可能。物理的なコントロール・サーフェスを持たないミキシングシステムを構築できます。また、AssistはノートPCやタブレット端末上からブラウザベースでDSPコアへアクセスして操作できるため、複数の場所から複数のユーザーが操作することも可能です。

 


■仕様
フェーダー数 最大240
DSPプロセッシングパス 最大2,384
入力チャンネル 最大2,048
メイン出力 最大16
グループ出力 最大48
トラックバス 最大96
Auxバス 最大48
ミックスマイナス出力およびダイレクト出力 最大1,024
インサート 最大1,024
EQ/フィルター 6バンドパラメトリックEQ
ダイナミクス 2×コンプレッサー/リミッター、
1×エクスパンダー/ゲート/ダッカー
ディレイ 最大5.4sec

 

▼関連動画

 


詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。
 ●お客様のお問い合わせ窓口:
   TEL: 03-5419-1560 FAX: 03-5419-1563
 ●報道関係のお問い合わせ窓口:
   TEL: 03-5419-1561 FAX: 03-5419-1563