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DiGiCo “Quantum 852” 発売

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2023年12 月15 日

DiGiCo
Quantum 852

超高速、超高解像度。
大型ライブサウンド用、DiGiCoコンソールのフラッグシップモデル

ヒビノインターサウンド株式会社( 本社:東京都港区、代表取締役社長:池垣 浩) は、イギリスDiGiCo( デジコ)のデジタル・ミキシング・コンソール“Quantum 852”を2023 年12 月1 日に発売しました。

Quantum 852はDiGiCoコンソールのフラッグシップモデルとなる、大型ライブサウンド用デジタル・ミキシング・コンソールです。第7世代FPGA と次世代SHARC DSPプロセッサーを搭載しており、驚異的なパワーとスピードを誇るハイエンドモデルです。また、従来のQuantumシリーズを上回る大画面のタッチスクリーンを備えているほか、Quantum 852背面のローカルI/Oには、ハイビットレートの32bit AD/DAコンバーターを標準搭載して高音質を追及。PCソフトやコントロールのリダンダント化など、あらゆる現場の状況を想定したコンポーネント設定を施しています。

製品名 カテゴリー 価格 発売日
Quantum 852 デジタル・ミキシング・コンソール オープンプライス 2023年12月1日


超高速プロセッシングで96kHz/32bitの超高解像度
Quantum 852はDiGiCoの次世代コンソールとして新たに開発された大型ライブサウンド用デジタル・ミキシング・コンソールです。最新の第7世代FPGA と次世代SHARC DSPプロセッサーを搭載しており、FPGAは現行のQuantumコンソールの3基を超える、5基。不可能と言われた複数のFPGA搭載を実現した現行モデルの圧倒的なパワーとスピードを上回る驚異的なプロセッシングを誇るフラッグシップモデルです。入力チャンネル384、バスはAUX/GRPの総計で最大192、LR/LCR/5.1マスターバスを備えた384モノラルチャンネルでも運用可能。マトリクスは最大64×64、36のコントロールグループ、2つのソロバス、および64の FXラックを備えています。
また、Quantumシリーズ特有の「Nodal Processinng」「True Solo」「Mustard Processing」「Spice Rack」も拡充しており、積極的な音作りを詳細部分まで落とし込めます。
 
  Quantum 852 Quantum 7 Quantum 5 Quantum 338 Quantum 225
Nodal Processinng 384 256 128 64 32
True Solo 2 2 2 2 2
Mustard Processing 128 64 48 36 24
Spice Rack 32モノ/16ステレオ 16モノ/8ステレオ 12モノ/6ステレオ 8モノ/4ステレオ 6モノ/3ステレオ

強化されたアルゴリズムにより音質と処理能力が飛躍的に向上しており、2人同時でのオペレーションはもちろん、近年の大型・複雑化するステージに余裕をもって対応します。


視認性の高い大型タッチスクリーンを搭載。操作性に優れたサーフェス
Quantum 852は、21.3 インチの大型スクリーンを両サイドに搭載。1000nitのLCDバックライトスクリーンを搭載しており、太陽光の下でも高い視認性を確保します。また、3つの19.2インチ専用メーターブリッジや中央上段にサブフェーダーを配置するなどQuantum7で好評を博したデザインを踏襲しながら、バンクとレイヤー切り替え用のコントロールスクリーンを新しく配置するなど、操作性を向上させる新しいサーフェスデザインを取り入れています。すべての画面がタッチセンシティブで瞬時に反応し、コントロールと完全に連動。リアルタイムの情報を高解像度で提供します。HTLによる機能自動識別のカラーリングも健在。各ロータリー・エンコーダーを自動でカラーコード化するため、必要なコントロールを瞬時に識別可能。機能的なうえ、サーフェスを美しく彩色します。
 

あらゆる現場や状況を想定したコンポーネント設計
Quantum 852背面のローカルI/Oには、ハイビットレートの32bit AD/DAコンバーターを搭載。3枚のカードそれぞれにマイク/ライン入力、ライン出力、AES入出力を備えており、サンプリングレート96kHzを標準とするDiGiCoコンソールの高音質と相まって音の再現性を高め、超高解像度のサウンドを提供します。また、Quantumエンジンと電源を2基ずつ搭載。PCソフトやコントロールなどすべてをリダンダント化しています。各エンジンには、8つのBNC MADIポートを備えており、48kHz時に8系統、96kHz時に4系統の接続が可能です。その他、ワードクロック、AESシンクおよびビデオシンク、USB2.0/3.0ソケット、4Kディスプレイポート、オプチカルI/Oを装備。オプチカルI/Oは、オプションでセカンドループの増設も可能です。DMIカードスロットも各エンジンに2つずつ設けており、DanteやAVBなどのネットワーク構築や入出力増設など用途に応じて多種多様なカードから選択できます。



▼Quantum 852 仕様

入出力性能 フェーダー数 40
サブフェーダー数 12
入力チャンネル 最大384ch
バス 最大192ch(AUX/GRPの総計)
ソロバス 2、True Solo付き
マトリクス 最大64×64
コントロールグループ 選択式(VCA、ムービングフェーダー、ミュートグループ)×36
イコライザー 32バンドGEQ( ±12dB)×48
内蔵エフェクター 48(+Spice Rack:32モノ/16ステレオ)
ローカルI/O マイク/ライン入力 12
ライン出力 12
AES/EBU入出力(※1) 12
MADIインターフェース 4:96kHz 時/ 8:48kHz 時
75 Ω BNC コネクター× 16
※リダンダントエンジンにも同数搭載
オプチカル(Optocore)インターフェース 2
※リダンダントエンジンにも同数搭載
MIDIインターフェース In / Out / Thru
外部ディスプレイポート Displayport×1
※リダンダントエンジンにも同数搭載
外部同期 ワードクロック、MADI、AES、オプチカル、Video
USB2.0 ポート 5(USB3.0ポート×2) ※リダンダントエンジン含む
GPI 通常16系統(32系統まで拡張可能)
GPO 通常16系統(32系統まで拡張可能)
ヘッドホン出力 標準フォーンジャック×2、ミニジャック×2
音響特性 サンプリングレート 96/48kHz
レイテンシー TBC
内部プロセッシング 最大40bitフローティングポイント演算
AD/DA変換 32bit
最大出力レベル +22dBu
最大入力レベル +22dBu
入力チャンネル/AUX/グループ/マトリクス アナログゲイン(入力チャンネルのみ) -20dB~+60dB
デジタルトリム -40dB~+40dB
ディレイ 最大1.3秒
ローパス/ハイパスフィルター 20Hz~20kHz、24dB/oct
インサート 2系統(EQ/ダイナミクスのプリ/ポスト)
パラメトリックEQ 8バンド
ダイナミックEQ 1030ch
ダイナミクス コンプレッサー、ゲート、ディエッサー、ダッカー
ソロバス ソロバス1/ソロバス2/両方、オートソロ
Nodal Processing 384
Mustard Processing 128
最大ラック数  14(2ループ組む場合は28)
DMIスロット 
※リダンダントエンジンにも同数搭載;合計4
UB-MADI(サンプリングレート48kHz時)  -
電源  内部電源×2(AC100V、50/60Hz)
寸法(W×H×D)、質量  1767×607× 1075mm 、 120kg
※ 1)コネクター系統数。1 コネクターあたり、2ch の入出力の使用が可能。

▼関連動画


詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。
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   TEL: 03-5419-1560 FAX: 03-5419-1563
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