ヒビノインターサウンド株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：福島周治)は、米国の音響機器メーカーShure(シュア)社のポータブルワイヤレス受信機“MW5”を2011年10月31日より発売いたします。MW5はコンパクトなボディにハイエンド・ワイヤレスシステムUHF-RMWのテクノロジーを凝縮し、A2/A/B帯で最大39ch、B帯のみでも最大10chの同時運用を実現。電波の飛び交うENG環境でも安定した多チャンネル運用を実現します。

 
MW5-MABJ
UHF-RMW、UHF-R用ポータブル受信機
147,000円(本体140,000円)
発売日：2011年10月31日

■圧倒的な多チャンネル運用と優れた音質を両立
MW5はUHF-RMWのテクノロジーを継承したポータブルワイヤレス受信機です。マイクロウェーブアイソレーターを搭載した送信機からの信号をMW5の高性能フィルターを通すことで、相互変調歪み(IMD)の発生を劇的に低減。ワイヤレス最高峰の39ch同時運用(A2/A/B)を実現しました。B帯のみでも10ch同時運用が行え、電波の飛び交うENG環境においても安定した多チャンネル運用が可能です。また、受信部にはダイバーシティー受信方式を採用。2本のアンテナのうち、受信状態が良好な側の信号を自動的に選択して受信するため、音切れやノイズのない安定した送受信を実現します。さらに音質の根幹となる音声圧縮にはShure独自の音声圧縮技術「ARC(Audio Reference Companding)」を採用。音声レベルに応じて圧縮比率を変えて圧縮を行うことでワイヤードマイクに匹敵する原音に忠実なサウンドを送出します。

■ワイヤレス設定を素早く、確実に行える多彩な機能
エリア内の電波をモニターし、空いているグループ/チャンネルを自動的に検出する「周波数自動検索機能」を使えば、混信する可能性の少ないグループ/チャンネルを自動的に検索可能。検索したグループ/チャンネルは「赤外線リンク機能」を使えばボタン一つで送信機に設定を転送できます。複数の送信機を同時に運用する場合にはMW5の受信設定をボタンひとつで素早く切り替える「MTxモード」を用意。あらかじめ複数の送信機設定をプリセットとしてMW5に保存しておけば、1台のMW5で複数の送信機からの受信に素早く対応します。さらに本体にはヘッドホン出力を装備。受信中の信号をリアルタイムにモニタリング可能です。

■ENG環境に最適化するオプション
 MW5は機動性の求められるENGシーンに対応する豊富なオプションを用意しています。アンテナの角度を調整できる90°SMAアダプターのほか、カメラシューマウントやマウンティングストラップを標準で同梱。別売りオプションとしてAnton Bauerプレートマウント、Anton Bauer DCプレートマウントを用意し、Anton Bauerまたは同仕様のバッテリーを搭載した撮影機器にもマウント可能です。また、最大8時間※の長時間駆動を実現する専用のリチウムイオン充電地SB900のほか、充電池を装着した8台のMW5を同時に充電可能なチャージステーションSBC800も用意。多様な設置環境や長時間収録に柔軟に対応します。

※写真はカメラマウント例