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DiGiCo " Quantum 5 " 発売
DiGiCo " Quantum 5 " 発売
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の製品情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
2022 年1 月11 日
DiGiCo
" Quantum 5 "
SD5にQuantumの機能を搭載。
処理能力のさらなる向上で、柔軟で豊富な機能を追加した
デジタル・ミキシング・コンソール。
ヒビノインターサウンド株式会社( 本社:東京都港区、代表取締役社長:生出 修) は、イギリスDiGiCo( デジコ)のデジタル・ミキシング・コンソール“Quantum 5”を2022 年1 月26 日より発売いたします。
Quantum 5 は、ワールドツアリングのスタンダードとなっているSD5 にQuantum エンジンを搭載し、圧倒的な処理能力をさらに向上させています。96kHz 標準の高音質はもちろん、最新のプロセッサー技術とシステム設計を活用することで、他の追随を許さない圧倒的なパワーと接続性を実現。他のQuantum コンソールと同様、「Mustard Processing」や「Nodal processing」、「True Solo」を搭載しており、従来のSD プロセッシングと組み合わせて使用すれば、かつてないほどの柔軟なミキシングが可能になります。

| 製品名 |
カテゴリー |
価格 |
発売日 |
| Quantum5 |
デジタル・ミキシング・コンソール |
オープンプライス |
2022年
1月26日 |
■ QuantumのパワーをSD5に投入Quantum 5 は、SD5 の筐体にQuantum エンジンを搭載したアップグレードモデルです。Quantum エンジンは、第7 世代の最新FPGA をベースに開発された高性能なエンジンです。以前は不可能だったFPGA の複数レイアウトを可能にし、3 つが一体となって動作することで圧倒的な処理能力をさらに向上させています。Quantum 5 は、最大2,000 チャンネルを96kHz で458 のプロセッシングパスへ送信できる高い処理能力を実現。すべてのAUX センドに入力チャンネルと同等のEQ やダイナミクスの機能を装備した「Nodal Processing」をはじめ、チャンネルストリップの新しいアルゴリズムを採用した「Mustard Processing」や「Spice Rack」、「True Solo」など、革新的なプロセッシングも追加され、サーフェスだけで柔軟なミキシングが行えます。また、Quantum5 用のQuantumエンジンはSD5 のフレームにスッキリ収まる設計が施されており、SD5 のエンジンをQuantum エンジンに入れ替えるだけでアップグレードが完了。既存ユーザーがQuantum5 へ移行するのも容易です。15 インチフルカラーTFT タッチスクリーンを三面搭載したSD5 の視認性の高さを維持したままQuantum の機能を活用できます。
■ 柔軟で豊富な機能によるミキシングQuantum エンジンによってもたらされたハイパワーで、革新的なプロセッシングが追加されています。「Nodal Processing」は、すべてのAUX センドに入力チャンネルと同等のEQ やダイナミクスの機能を割り当てられます。それぞれのアーティストに合わせた細やかなミックスが実現できるため、劇場などで使用される小型のパーソナルモニター・ミキサーのような役目を果たします。「True Solo」は、Nodal Processing をベースに、モニターエンジニアのニーズに焦点を当てて開発された機能で、ソロ機能がコンソールのほぼすべてのポイントで再現可能です。そのソースがどのように処理されたかを正確にモニターできるので、どのように聞こえるかを推測する必要はなくなります。IEM が普及しているPA の現場でNodal Processing と組み合わせれば、モニターエンジニアの創造性を発揮する究極のツールとなります。また、標準のプロセッシングと組み合わせて使用できる新しいチャンネルストリップ「Mustard Processing」や内部のFX( ディレイ、エンハンサー、コーラス、ピッチシフター、リバーブ) とは別にエフェクトラック「SpiceRack」も追加。サウンドエンジニアの望むミキシングを実現する実力を十分に備えています。
■ 様々なシチュエーションに対応Quantum 5 は、DiGiCo のコンソールやI/O ラックとの互換性を持っています。最大14台のSD/Quantum コンソールやI/O ラックで構成された最大504ch の入出力を共有し、大きなシステムの中で運用可能。標準でOptocore を1 つ装備しており、オプションでもう1 つ追加してデュアルループにすれば、最大28 台のラックを稼働して1,008ch に対応できます。また、標準のMADI ポートを使用すれば48kHz 時には8 つ、96kHz 時で4 つのケーブル・リダンダントを組むことも可能です。ノートPC をUSB で接続して48ch の録音・再生を可能にするUBMADI も搭載。64 × 64 のI/O を追加できるDMI スロットも2つ搭載しており、多様な
DMI カードを用意しています。Dante ネットワークに対応したり、最新のAMM( オートマチック・マイク・ミキシング) 機能やIEM 用イマーシブプロセッサのKLANG カードも追加。SoundGrid Waves のポートも標準で装備しています。
詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。
●お客様のお問い合わせ窓口: TEL: 03-5419-1560 FAX: 03-5419-1563
●報道関係のお問い合わせ窓口: TEL: 03-5419-1561 FAX: 03-5419-1563
■仕様
|
Quantum5 |
| 入出力性能 |
フェーダー数 |
37 |
| 入力チャンネル |
最大256ch |
| バス |
最大128ch(AUX/GRP) |
| ソロバス |
2(True Solo機能付き) |
| マトリクス |
最大36×36 |
| コントロールグループ |
36
選択式(VCA、ムービングフェーダー、ミュートグループ) |
| イコライザー |
32バンドQEQ×36 |
| 内蔵エフェクター |
ステレオ×36
+ SpiceRack(12モノ/6ステレオ) |
| ローカルI / O |
マイク/ライン入力 |
8 |
| ライン出力 |
8 |
| AES / EBU入出力 |
8 |
| MADIインターフェース |
4
(75ΩBNCコネクター×16リダンダント含む) |
| オプチカル(Optocore)インターフェース |
1(標準)
※デュアルループはオプション |
| MIDIインターフェース |
In/Out/Thru |
| 外部ディスプレイポート |
DisplayPort×1 |
| 外部同期 |
ワードクロック、MADI、AES、Optocore、Video |
| USB2.0ポート |
3 |
| GPI |
16系統 |
| GPO |
16系統 |
| ヘッドホン出力 |
標準フォーンジャック×2
インピーダンス:8~600Ω |
| 音響性能 |
サンプリングレート |
96/48kHz |
| レイテンシー |
1ms(代表値:チャンネル入力→LRバス→ステージ出力@96kHz) |
| 内部プロセッシング |
最大40bitフローティングポイント演算 |
| AD/DA変換 |
24bit |
| 周波数特性 |
20Hz~20kHz(±0.6dB) |
| THD+N |
0.05%以下(定格ゲイン、10dB入力@1kHz) |
| 残留ノイズ |
100 dBu以下(代表値: 20Hz - 20kHz) |
| マイク等価入力ノイズ |
-128 dB以上 |
| 最大出力レベル |
+22dBu |
| 最大入力レベル |
+22dBu |
| 入力チャンネル/AUX/グループ/マトリクス |
アナログゲイン
(入力チャンネルのみ) |
-20 ~ +60dB |
| デジタルトリム |
-40 ~ +40dB |
| ディレイ |
最大1.3秒 |
| ローパス/ハイパスフィルター |
20~20kHz、24dB/Oct |
| インサート |
2系統(EQ/ダイナミクスのプリ/ポスト) |
| パラメトリックEQ |
入力系 4, 出力バス系8 |
| ダイナミックEQ |
458ch |
| ダイナミクス |
コンプレッサー、ゲート、ディエッサー、ダッカー |
| ソロバス |
ソロバス1/ソロバス2/両方、オートソロ |
| Mustard Processing |
48 |
| Nodal Processing |
128 |
| 最大ラック数 |
24 (デュアル・ループは計38) |
| DMIスロット |
2 |
| UB MADI(サンプリングレート48kHz時) |
48ch |
| 電源 |
内部電源×2(AC100V、50/60Hz) |
| 消費電力 |
ピーク時 |
560W |
| 起動時 |
750W |
| 寸法(W×H×D) |
1465×458×838mm |
| 質量 |
約116kg |