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DiGiCo ❝ Quantum225 ❞ 発売
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2021年7月21日

DiGiCo " Quantum 225 "

上位機種と同等のQuantumの機能を搭載。
ライブから設備用まで幅広いアプリケーションに使用できる、
汎用性の高いデジタル・ミキシング・コンソール。

ヒビノインターサウンド株式会社( 本社:東京都港区、代表取締役社長:生出 修) は、イギリスDiGiCo( デジコ) のデジタル・ミキシング・コンソール“Quantum 225”を2021 年7月27日より発売いたします。

Quantum 225 は、コンパクトで堅牢なサーフェスにQuantumのパワーを凝縮したデジタル・ミキシングコンソールです。最上位機種であるSD7 Quantum と同等の機能を備えた圧倒的な処理能力と96kHz標準の高音質を持ち合わせ、時代に合わせて変化するシステムに適応できる設計を施しました。Danteを内蔵した新しいI/Oラックと組み合わせれば、AV機器やAoIPネットワーク環境に対応したシステムが完成します。もちろん、ツアー用インフラとして定番のMADI接続が可能なI/Oラックも用意しており、FOH やモニター用としての単体運用はもちろん、マルチコンソールによる大規模システムの一角を担うことも可能です。
Quantum225 with laptop PC
※画像は、オプションのブラケットでラップトップPCを取り付けています。
製品名 カテゴリー 価格 発売日 
Quantum225 デジタル・ミキシング・コンソール オープンプライス 2021年7月27日 


■ Quantumのパワーをコンパクトで堅牢なサーフェスに凝縮
Quantum 225は、第7世代の最新FPGAをベースに開発された高性能なデジタル・ミキシング・コンソールです。他の追随を許さない圧倒的な処理能力を備え、すべてのAUXセンドに入力チャンネルと同等のEQやダイナミクスの機能を装備した「Nodal Processing」をはじめ、チャンネルストリップの新しいアルゴリズムを採用した「Mustard Processing」や「Spice Rack」、「True Solo」など、上位機種に搭載されているQuantumの機能をすべて搭載しています。アウトボードの必要を感じさせない革新的なプロセッシングがサーフェスだけで行えるようになるうえ、サンプリングレートは96kHz標準の高品位。よりクリアで鮮やかなサウンドを実現できます。最大72の入力チャンネルと36のバス+マスターバス、12×12のマトリクス、そして全てのチャンネルがフル・プロセッシングです。また、PCレコーディングやプレイバックを容易に行えるUB MADIも内蔵。入出力拡張用のDMI カードも多数用意しており、任意で選択できます。デュアル電源搭載。オプションで、オプチカルやWavesにも対応可能です。

■ 同時発売の2つのI/Oラックで、時代に合わせたシステムに対応
Quantum 225と同時に、コストパフォーマンスに優れた「DQ-Rack」と「MQ-Rack」という2つのラックを発売します。どちらも48マイクイン/24ラインアウトで、20ラインアウト+4ステレオAES/EBUへの切り替えが可能です。DQ-RackはDanteに対応しており、リモート会議用のビデオモニター、卓上マイクロホンなどAV機器を使用した会議システムやAoIPネットワーク環境に対応できる設備用システムとして活用できます。一方のMQ-Rackは、ツアー用インフラとして定番のMADIでの接続が可能。コンサートやミュージカルなどホールや劇場、仮説イベントでQuantum225をFOH やモニター用として単体運用することはもちろん、大型イベント等マルチコンソールによる大規模システムの一角を担うことも可能です。また、どちらもデュアル電源を搭載しており、リダンダントに対応可能です。


■ オプションのブラケットで左のサーフェスをカスタマイズ
Quantum 225は、コンソールの左側パネルを有効活用できるマウントブラケットをオプションで用意しています。マウントブラケットを取り付けることでラップトップPCやスクリプトトレイを取り付けてワークスペースをコンパクトにすることも、KLANG Technologiesより発売される新製品「KLANG:Kontroller」をマウントしてクリエイティブで臨場感あふれるモニタリング・ソリューションにすることも可能です。また、モニターを追加すれば、Quantum 225がデュアル・スクリーン・コンソールに変身。左バンクのフェーダーのチャンネル画面やKLANG:app、プラグインの概要画面の表示も可能になります。マウントブラケットは、クイックリリースピンで素早く簡単に脱着ができ、確実に固定されます。高さと角度が二段階で変更できるため、サウンドエンジニアが使用しやすい位置にポジショニングできます。


■優れた視認性と操作性
Quantum 225 に搭載されたタッチスクリーンは17 インチと大きく解像度も高いので、視認性に優れています。各画面に12 のチャンネルストリップを配したわかりやすいレイアウトは、ひと目で全体の把握と直感的な操作が行えるので、素早い対応を求められるライブの現場でも余裕をもってオペレーションできます。タッチスクリーンの輝度は1000nit と高く、屋外の太陽光の下でも優れた視認性を保つうえ、長く突き出した庇のようなフロントトップが影をつくるため目の負担を軽減します。また、ワンタッチで中央画面をマスター画面にするボタンがマスターセクションにあり、即座に切り替えが可能。マスターと各チャンネルを効率よく操作できます。サーフェス上にはSD コンソール譲りのエンコーダー周囲のLEDも健在で、フルカラーで明瞭に機能を区別。暗い場所で輝くLED 群は機能美を超えた美しさを備えており、オペレーターのモチベーションを高めます。背面のトップエンドには野外フェス現場など複数のミキシングコンソールを使用する環境での識別に有効なワインレッドのLED が搭載され、アーティストとのコミュニケーションをより確実にします。

DQ-Rack New!「DQ-Rack」
MQ-Rack
  New!「MQ-Rack」

Q225-KontrollerKLANG:Kontrollerを取り付けたQuantum 225
Q225-Monitor
モニターを取り付けたQuantum 225
Q225-Laptop-Side
ラップトップPCを取り付けたQuantum 225
Quantum225_rear
Quantum 225の背面

■仕様
Quantum 225
入出力性能 フェーダー数 25
入力チャンネル 72
バス 最大36ch(AUX/GRPの総計)
ソロバス 2
マトリクス 最大12×12
コントロールグループ 12
イコライザー 32バンドGEQ×16
内蔵エフェクター ステレオエフェクター×12
ローカルI/O マイク/ライン入力 8
ライン出力 8
AES/EBU入出力 4(8ch)
MADIインターフェース 2(75ΩBNCコネクター×8リダンダント含む)

オプチカル(Optocore)
インターフェース

1
MIDIインターフェース In / Out / Thru
外部ディスプレイポート DisplayPort
外部同期 ワードクロック、MADI、オプチカル
USB2.0ポート 5 ※うち1つは、5Vのバスパワー専用
GPI 2
GPO 2
ヘッドホン出力 標準フォーンジャック×1、ミニジャック×1
音響性能 サンプリングレート 96/48kHz
内部プロセッシング 最大40bitフローティングポイント演算
AD/DA変換 24bit
入力チャンネル/AUX/グループ/マトリクス アナログゲイン(入力チャンネルのみ) -20dB~+60dB
デジタルトリムディレイ -40dB~+40dB
ローパス/ハイパスフィルター 20~20kHz、24dB/Oct
インサート 2系統(EQ/ダイナミクスのプリ/ポスト)
パラメトリックEQ 4バンド
ダイナミックEQ 155ch
ダイナミクス コンプレッサー、ゲート、ダッカー
ソロバス ソロバス1/ソロバス2/両方、オートソロ
最大ラック数 20 (2ループ組む場合は34)
DMIスロット 2
UB MADI(サンプリングレート48kHz時) 48ch
音源 内部電源×2(AC100V、50/60Hz)
寸法(W×H×D) 1124×436×801mm
質量 43kg

詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。
お客様のお問い合わせ窓口 : TEL: 03-5419-1560 FAX: 03-5419-1563
報道関係のお問い合わせ窓口 : TEL: 03-5419-1561 FAX: 03-5419-1563