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株式会社 3NIL SOUND DESIGN様

運搬・設営のしやすさも、妥協なきサウンドも
143dBのハイスペックがハイエース一杯の苦労を一掃
CODA AUDIO「N-RAY」「SCN-F」

東京都江戸川区を拠点に、コンサートから企業イベント、配信音声まで多岐にわたる音響演出を手掛ける株式会社3NIL SOUND DESIGN様。2026年で9期目を迎える同社に新たなスピーカーシステムとして、CODA AUDIOのコンパクト・ラインアレイ・システム「N-RAY」およびセンサーコントロールド・ベースエクステンション「SCN-F」が導入されました。

2026年2月14日、横浜・関内ホール(小ホール)で開催された“仏教エンターテイメント集団「THE 南無ズ」”のワンマンライブにおける運用事例とともに、代表の飯高正年氏に導入の経緯と手応えを伺いました。

運用開始時期:2025年11月

本番前日の舞台
ステージの両サイドにN-RAY×3+SCN-F×2を配置

■ 導入の背景と課題

株式会社3NIL SOUND DESIGNの代表 飯高正年氏は、会社設立前にフリーランスのPAやレコーディング・エンジニアとして活動するなかで、乗り込みオペレーターとして複数の会場でCODA AUDIOを体験。コンパクトながら大出力、ミキシングのレスポンスが良く、細かい音までしっかり聴こえるという好印象を抱き、「CODA AUDIO」のブランド名は自然と記憶に刻まれていたといいます。

▼旧システムにおける性能の限界と運搬・設営に伴う負担
同社はこれまで15インチのポイントソースシステムをメインに運用してきました。スタッフの成長とニーズに合わせて機材を拡張してきたものの、それらのシステムでは物足りなかったり非効率だと感じる機会も増えてきたといいます。
  • 大規模案件   :スペックやカバーエリアの問題からラインアレイを外部から手配して対応。
  • 設営・撤収の労力:スピーカー1本1本のサイズが大きく、重い。
  • 運搬時の不安  :どれほど緻密に積み込んでもハイエースは常にパンパン。
             本当に全て積めるのかと毎回不安を抱えていた。
上記のような課題を抱えており、「規模に応じて機材量のコントロールができて、なおかつコンパクトでパワーのあるラインアレイスピーカーを自社で保有することが、目標の1つでした。」とその当時の胸の内を明かしていただきました。
 

▼ポテンシャルの高さを認識したCODAシステムとの邂逅
2024年初頭から本格的な導入計画開始。同時期に、モニターがすべてCODA AUDIOのスピーカーで統一されたライブハウスに飯高氏がモニターエンジニアとして招かれました。その際、改めてCODA AUDIOの音を聴き、そのポテンシャルの高さに「これはオモテ(FOH)で使っても絶対に良い」と直感したそうです。

その後、2024年に発表されたCiRAYの試聴を経て、同社のメインターゲットに最も合致する超コンパクトなN-RAYに着目。自社倉庫だけでなく実際のホールにデモ機を持ち込み、同クラスの他社製品との比較試聴会を経て、「N-RAYこそが自社の未来を託すにふさわしいシステムである」と確信されました。
 
   
CODA AUDIO「N-RAY」×3+「SCN-F」×2
左:下手側、右:上手側

■N-RAY選択の理由

▼想像を超えた「音の良さ」
  • 出音の衝撃:ホールにデモ機を持ち込んでバンドの出音をもらったとき、『えぇ!?こんなに音良いの?』と驚愕。単音はもちろん、多数の入力でも余裕で受け止める懐の広さを持ったスピーカーだと確信したこと。
  • 「仕事がはかどる」スピーカー:解像度が高く、情報量も多い。非常にクリア。かと言って線が細い感じもしない。音量を突っ込んでも、音崩れしない。ミックスのレスポンスも極めて良好。
  • SCN-Fの低域制御:ステージ上への周り込みが他社製品と比べても少なく、ステージ環境の改善が見込める。
▼コンパクトさに加え、高出力と高音質の両立
  • 圧倒的なスペックの良さ:同クラスの他社製品を圧倒する驚異的なスペックで、競合機のほぼ倍に近いパワーをたたき出していること。
【N-RAY主要スペック】
 低域ドライバー   2×6.5インチ(165mm) 
 最大音圧レベル   143dB/SPL
 許容入力(ピーク)   4,000W

「コンパクトさ、運搬性を考えれば他にも候補はあったのですが、N-RAYのスペックをみると『これは凄いな』と。もちろん、メーカー公称値だけでは判断出来ない部分もありますし、大きければ良いという物でもないとは思いますが、『コンパクトでありながら、高出力と高音質を両立している』 これが、今回の導入の決め手となりました。」
 

■現場投入:サウンドは飛躍的に向上。積込み・設営の労力も軽減。

▼丁寧に仕上げたミックスを追従し、確実にオーディエンスに届ける
THE 南無ズは、POPSを基本としながらグルーヴもロックもしっかりしている上に、面白い歌詞や深い歌詞、コントのようなシーンが入る独特のバンドです。飯高氏が重要視したのは「声そのものよりも『言葉』をしっかりと聴かせること」です。言葉に重きを置きつつもバンドサウンドが貧弱にならないよう、音質を含めたバランスと分離感に特に気を遣って丁寧にミックスを仕上げているそうです。
「CODA AUDIOのスピーカーは解像度がとても高く、ミックスに対するレスポンスも極めて良いので、声のテクスチャーまでしっかりとオーディンスに届けられました。 クライアントやオーディエンスからの評価も高かったです。」と、現場での確かな手応えを語ってくださいました。

▼サブウーファーSCN-F 「あれだけ鳴って15インチシングル!」
現場で鳴らしたSCN-Fについても、高評価をいただいています。
「N-RAYシステムを使い始めてからまだ間もないので音圧の想定に慣れておらず、足りなかったら困るなと思い、セーフティとしてSCN-Fを2本使用した片側3/2セットで組んでみたものの、低域は十分過ぎるくらい出ていたので、音量を下げて使いました。次回からキャパ300前後のホールであれば、3/1セットで十分いけます。あれだけ鳴って、15インチシングルというのは、驚きです。

それに、N-RAY とSCN-Fの片側3/2セットはコンパクトで、組み上げても大人の身長より低いくらいです。ステージ上の威圧感はなく、見切れ席も少なく設置できるのも大きな利点です。」
 

◀ 照射器でスピーカーの角度を調整する飯高氏
関内ホール(小ホール)の天井は、むき出しになった構造のため、キャットウォークやその他の部材による音の乱反射、フラッターエコーが多く、なるべく音が上に行かないよう、なおかつ最後部の客席までしっかりと音が届くように、微調整を重ねる。
 
 

▼スタッフを笑顔にする「驚異の機動力」
高出力なので、そもそもの物量が減少したうえに、1本15kgという軽量・コンパクトな筐体。
スタッフたちの運搬・設営のワークフローを劇的に改善しています。
  • ハイエースにスペースの余裕が出現:スピーカーシステムと周辺機器等、必要機材をすべて積み込んでも、スペースの余裕が生まれています。
  • 時間と労力の軽減:4人のスタッフでの荷下ろしは、ものの数分で完了。
「肉体的な面でもそうですが、毎回感じてきた過積載寸前の不安を払拭できたという精神的な面でもN-RAYにはすごく助けられています。」と、にこやかに語ってくださいました。

また、リギングの際に使用するピンやケーブルについても高評価をいただきました。
  • 前ピン:本体の一部として組み込まれている独自の機構で、単純明快。余計なワイヤーもないので、何かに引っ掛けたりすることもなく、見た目もすっきりして非常にクール。リギングは前ピンを留めた後、片手で本体を持ち上げてもう一方の手で後ろの角度ピンを入れるだけ。1本15kgという軽量設計も相まって、女性スタッフ一人でも組み上げとバラシが可能
  • 実際の運用に即した設計:パラケーブルが本体に直付けになっていて、最初はなぜこのような仕様なのだろうと不思議に思っていたものの(笑)、実際運用したところとても便利でありがたい。
 

■「使いごたえのある」システムとともに

N-RAYのシステムを使い始めて間もないということですが、同社にとって最適解であったことがうかがえるコメントをいただきました。
「案件の規模や内容に合わせて、グラウンドスタック、フライング、スタンド立て、床置き等、自由度の高いプランが組めますし、積込み、設営撤去の時間短縮、労力の軽減が出来て、スタッフも喜んでおります。サウンド面も、以前に比べて飛躍的に向上することができました。導入して、本当に良かったです。とても使いごたえのあるシステムなので、今後は試行錯誤をしてより良い音で鳴らせるようになりたいと考えています。」

また、「運用したからこそ感じられること」を伺うと、たくさんのお答えをいただきました。
  • 薄皮が2、3枚剥がれたのではないかと思える「クリアな出音」
    他メーカーと比べると、薄皮が2,3枚剥がれたのではないかと思える程、出音はとにかくクリア。測定をかけてみると、高域がかなり持ち上がっているのに痛くない。不思議ですよね。これは低域~高域までが同時に発音される、リニアフェーズによる位相特性の高さに起因しているのではないかと思っています。レイテンシーも10ms程度と、かなり優秀。低レイテンシーモードを選択すればさらに短縮できます。個人的には、ミニマムレイテンシーがSCN-Fとの繋がりも良く好み。
     
  • スタジオモニターに匹敵する定位感
    音の定位感が、凄く良い。PANやEQを動かした際の定位変化、縦横の音の配置がとてもよく見える。これは、レコーディングスタジオにあるようなラージモニターに匹敵するレベルだと思います。
     
  • 安心の監視機能:コントロール・ソフトウェア「LINUS Control」
    アンプのコントロールソフトウェアLINUS CONTROLは、シンプルでありながら十分な機能を備えていて、視認性も良好。アンプとスピーカーの物理的な接続確認ができるうえ、インピーダンス実行値の算出ができるSpeaker check機能は、ユニークかつ実用的な機能だと思いました。
     
  • センサーコントロール機能を持つ「SCN-F」
    SCN-Fは、SENSOR端子(XLR)による常時監視をして動作の最適化を図っているので、とても安心感があります。スピーカー側からXLR3ピンオス出力、アンプ側はXLR5ピンで2系統を受信できるので、弊社では特注の変換BOXを使用して運用の向上に努めています。
     
  • 無駄のない美しいプロダクト
    エンクロージャー、ハンドル、金具などのデザインも無駄がなく、プロダクトとして美しいですよね。見た目も大事だと思っています。

「CODA AUDIO社の製品は、息の長い製品が多い。それだけ完成度が高いということだと思うのですが、経営者目線で見て、設備投資に対しての製品寿命と拡張性という点を考えても、長いお付き合いが出来るメーカーだと思っています。機材も人も、長く付き合っていきたいと考えています。」
 

主要な納入機材

機材 ブランド名 製品名
3-Wayラインアレイスピーカーシステム CODA AUDIO N-RAY
センサーコントロールド・ベースエクステンション CODA AUDIO SCN-F
コンパレーター内蔵4chパワーアンプ CODA AUDIO LINUS14D V2
 
 
株式会社3NIL SOUND DESIGN
 (スリーニル サウンドデザイン)
〒134-0091
東京都江戸川区船堀 3-10-2 飯高ビル3F
TEL:03-4500-2121
http://3nil.jp