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サックス奏者宮崎隆睦さんによる新旧4099比較レポート
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の製品情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
2018年11月


サックス奏者としてご自身の演奏活動はもちろん、各地でレッスンやクリニックなど後進の育成にも励んでいらっしゃる宮崎隆睦さん。最近では、以前所属していたT-SQUAREのデビュー40周年記念コンサートへの出演や森口博子さんのツアー“おかげSummer, お疲れSummer 2018”にも参加されるなど、精力的に活動されています。

以前よりDPAの楽器用マイクロホンd:vote 4099をご愛用いただいていましたが、このたび新製品のd:vote CORE4099をお使いいただくことになりました。気になる従来モデルとの違いや、マイキングのコツなど、宮崎さんならではのお話をお聞かせいただきました。

宮崎隆睦さん


― d:vote CORE4099の前モデルVO4099をお使いいただいていたとのことですが、DPAのマイクを最初にお使いいただくようになったきっかけを教えてください。

アメリカに留学していた時の同級生であり、クラリネットプレイヤーであるAnat Cohen(アナット・コーエン)がDPAを使用していたことがきっかけです。彼女とは南アフリカで催されたコンサートで再会したのですが、その時マイクを通して聞いた彼女の音がとてもきれいでした。思わず「どこのマイクを使用しているのか」と尋ねたところ、それが「DPA」でした。


― 今回d:vote CORE4099をお試しいただいたきっかけはなんですか?また従来モデルと比べて何か違いは感じましたか?

従来モデルよりも音が良くなっているとの評判を聞いたことがきっかけです。
実際に試してみると、明らかに許容レンジが広く、ダイナミクスの幅にも広がりを感じました。音色もクリアかつナチュラルで、従来モデルにさらに磨きがかかったようなイメージです。


― d:vote CORE4099はもうライブで使用されましたか?お使いいただいた印象はいかがでしたか?

今年の夏、8月5日にパシフィコ横浜で開催された【T-SQUARE 40th Anniversary Celebration Concert】にて使用しました。クリアでナチュラルな音質に磨きがかかっているのか、以前よりもさらに自分の音がモニタリングしやすいと感じました。


― マイキングへのこだわりや、工夫している点などがありましたら教えてください。

サックスの場合、最低音を吹く時にキィを全て閉じるのでどうしても音も”バフッ”と大きくなってしまいます。これを避けるために、ほんの少しだけベルの中心を外してマイキングしたり、ベルからの距離を保つために別売の延長用グースネック(GE4099)を使っています。


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せっかくの機会なので、DPAへのご要望や改善点などがありませんか?とお聞きしたところ、「今のところ大満足です!」とのお返事をいただきました。現在は、ここ数年間コラボレーションを行っているアメリカ在住のハーモニカプレイヤーLee Oskar(リー・オスカー)とアルバムを制作中とのことです。アルバムのリリースを心待ちにするとともに、今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます!



■プロフィール
宮崎 隆睦 - Miyazaki Takahiro
サックス奏者

宮崎隆睦さん
1969.5.23生、神戸市出身。
米バークリー音楽院に留学し帰国後1998年にT-SQUAREに加入。2000年T-SQUARE脱退。
各地でレッスン、クリニックも行う。
2004年11月、ユニット”A.O.I.”でCD”Mouth to hands”を発売。
2006年1月18日、ポニーキャニオン(Leafage jazz)より初のソロアルバム”Nostalgia”を発売。