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作曲家・ピアニスト 村井秀清氏が語るDPA CORE 4099の魅力
2023年2月6日

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CORE 4099について


世界中の著名ミュージシャンやサウンドエンジニアから高い評価を獲得しているDPAの楽器用マイクロホンです。広大なダイナミックレンジを獲得しながら、全体域にわたって"ひずみ"を抑えることで、明瞭度の高い音質を実現しています。

またCORE 4099は11種類もの楽器用クリップをラインナップしています。さまざまな楽器の特性を考えて開発されたクリップは、楽器を傷つけることなくマイクを最適な位置に設置可能。クリップ装着後もグースネック部を使って、マイク部の角度を調整することができます。

⇒CORE 4099製品ページ
⇒CORE 4099ピアノセット製品ページ
 

「鳴っている音を本当にナチュラルに拾うから、
何を録ろうときちんと再現してくれる」


― DPA CORE 4099を使うようになったきっかけはなんですか?

同じバンドで活動しているサックス奏者の宮崎隆睦さんから「サックスに使っているDPA CORE 4099はピアノにも使えるんですよ。会場ごとに違うマイクでマイキングするのは時間かかりますよね。セッティングにかかる時間を短縮してもっと音楽に時間を割きませんか?」というお話をいただいたのがきっかけです。

正直言って最初は、"どの楽器にも同じマイクを使う"ことに少し抵抗がありました。

でも実際に使ってみたら、

あぁ。鳴っている音を本当にナチュラルに拾うから、結局何を録ろうときちんと再現してくれるんだ…と。

どの楽器でも良い状態で音が拾えるということは、マイクの質がとても良いということですよね。



― 実際にDPA CORE 4099で演奏してみていかがでしたか?

ピアニストは、エンジニアによる調整中も生の音が聞こえてしまうので、スピーカーから出る音を聞けないことも多くあります。

そうすると、いざ出音を確認した時に「そんな音だったのか…」と感じることがあります。自分がここで弾いて聞いている音がそのまま出ていればいいのに…って。

ところがDPAを使ってみて、本当に【ナチュラルな音】だったのでびっくりしました!
とにかくナチュラルなので、すべてにおいてストレスがありません。
ストレスなく録ることができるのに、時間がかからないという…
本当にびっくりです、笑

― DPA CORE 4099の出音と弾いている音との差を感じますか?

全く感じません。
はじめてDPAを使った時に、いつも一緒に演奏しているバンドメンバーから「おぉー!」と声が上がったんです。その反応がとても印象に残っています。

 

「マグネットタイプのクリップがとてもいいですね!
簡単に取り外しができるので、短時間のうちにいろいろなマイキングを試すことができます」


― ピアノ専用クリップ(PC4099)はいかがですか?

これがすごくいいんです。
マグネットなので、試したいところにぽんと置くだけです!



今までマイクスタンドを使って1時間ほどかかっていたセッティングが、DPA CORE 4099を使ってたった15分で完了したのには驚きました。

マグネット式で取り外しも簡単なので短時間でいろいろなマイク位置を試すこともできます。

サックスにはサックス用、ベースにはベース用・・・それぞれの楽器に合わせたクリップがあるという、アイデアがすごく素敵だと思います。

― 今回見せていただいたマイキングには何かこだわりがあるんでしょうか?

昔、とあるライブハウスで演奏した時のエンジニアさんがこんな風にピアノのヘリの奥の方にマイクをぽんと置いて録ったんですが、それがすごくよかったんです!

▲村井さんの実際のマイキング方法

DPAを使うことになった時にそれを思い出しました。
恐らく反射した音を録るという狙いだったのだと思いますが、マイクスタンドを使って高い位置から収音するだけではなくて、「中で録る」という発想だったのかなと。

先ほど言ったように、マグネットなのでこういったテストが簡単にできますので、録ってみたらしっくりいったんです。

しかもピアノの中に設置することでマイク本体が目立たないので、見栄え的にもとても良いです。ケーブル自体がとても細くて軽いので内部でたるんで鍵に当たることもなさそうだし、
マグネットも強力だからマイクが落ちる心配もない。

このマイクを考えた人、すごいなって思います。

― 音楽のジャンルによってマイキング位置は変わりますか?

それは大いにあると思います!
立ち上がりの早いスパッとした音を好む人は別な場所がいいかもしれない。

マイキングって正解がひとつではないことも魅力ですよね。
その点、DPA CORE 4099の場合は、何度でも簡単に試すことができるので本当によくできていると思います。
 

「ピアノを持っていくことはできないけど、
信頼するマイクを持っていくことはできる」


― これまでマイクはお持ちではなかったとお伺いしましたが?

持っていませんでした!
ピアノって持ち歩けないので、行く先々で別の楽器を使うわけです。
そこにある楽器(ピアノ)を使って、人に用意してもらった機材で録ってもらって…となるとどんどん自分の意志と離れてしまいますよね。

今回のインタビューをとおして、マイクを持っていくことは、やっぱり正解だなって思いました。

― ほかのピアニストにもおすすめできそうですか?

ちょっとナイショにしたい気持ちもありますが、笑
我慢できないので言っちゃうと思います。

「ピアノもっていかないんだから、マイク持っていこうよ~」って。
 

村井 秀清 (Composer・Pf / Shusei Murai)



東京生まれ、横浜育ち。大学卒業後、米国ボストン・バークリー音楽院に留学。
93年の帰国後 自身のグループ『INFINITE CIRCLE』で活動、2枚のアルバムを発表。
作曲家としてNHK「世界ふれあい街歩き」「プロフェッショナル~仕事の流儀」
東海テレビ「人生フルーツ」などのTVや劇場作品から「マイマイ新子と千年の魔法」
「テラフォーマーズ」「銀の匙 Silver Spoon」などのアニメに至るまで、
様々な映像作品に曲を提供している。 その一方、自身のユニットMerged Imagesで
演奏活動を行ない、「世界ふれあい街歩き」filmコンサートをはじめ、オーケストラや
ストリングスとのステージや音源制作など、多彩で独自の活動をしている。
「世界ふれあい街歩き」などのNHK-TV番組のテーマ曲・挿入曲集「Merged Images」
「Merged Images2」「Merged Images3」を発表しており、サントラ集としては、
異例のロングラン・セールスとなっている。
オリジナル・ソロ・アルバムは2021年に5作目の「Faithful Intuition」発表。
昨年は配信のみのNHK BS8K番組のサントラ「インド秘境 砂の摩天楼」&「映像詩“極彩インド」、 
「紫禁城 皇帝の知られざる花園」の2作品を、また村井の映像音楽作品を中心にLive演奏を展開する
Neighborhoodsという新たなユニットで1st CD「esperanto」を発売している。

【Website】http://www.ne.jp/asahi/shusei/infinite/
 

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2023.2
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