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有限会社 ドラグフリー様
ALLEN & HEATH 「dLive V2 RackUltra FX」
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dLiveの可搬できるコンパクトさが最大の魅力
新たに搭載されたRackUltraFXのリバーブはどんな曲にもマッチする素晴らしさ


多数の著名アーティストの音響を手掛けるSRカンパニー、ドラグフリー様にALLEN & HEATH のデジタルミキシングサーフェスdLive C Classが納入されました。非常にコンパクトながら高い機能性を有するdLiveの導入の経緯について代表取締役サウンドエンジニアの伊藤淳氏にお伺いしました。


 

■どのような経緯で導入したのでしょうか?
伊藤氏:最初に導入したのは2024年4月です。約1年前ですね。ライブハウスでも持ち込めるようなコンパクトなミキサーを探しており、様々なコンソールを検討した結果、dLive C2500を導入することにしました。その後、さらにコンパクトなdLive C1500を追加し、システムを拡張しました。

 

■導入機材を現在どのような現場で使用していますか?
伊藤氏:初めはスペースの限られたライブハウスツアーで使用する目的で導入しましたが、dLiveの音質や可搬性の高さから、現在はホールやフェスにも持ち込んで使用しています。

 

■どのようなシステムで運用していますか?
伊藤氏:DM48にWavesカードを装着してプラグインを使用したり、最近対応したHarrison社のLiveTraxとの連携機能を活用しています。場合によってはDiGiGridでネットワークを構築することもありますね。

 

■気に入っている所はどこでしょうか?
伊藤氏:音質ですね。きれいで太い。とてもミックスがしやすい印象です。

 

■dLiveに搭載されたエフェクト/ダイナミクスで良く使用するものがあったらお教えください。
伊藤氏:V2で追加されたRackUltraFXのリバーブを多用しています。本当に素晴らしいです!
どのリバーブも最高な出来で少し調整するだけでどんな曲にもマッチします。RackUltraFXはボーカルシフトなどすごく特殊なエフェクトが多くて音作りとしては非常に興味がありますが、一般的なものではないかなと思います。しかし、そういったエフェクトを使っている曲であれば非常に再現性は高いと思いますので場面に応じて積極的に使っていきたいです。

RackUltra FXは新たに8系統のFXエンジンを追加可能。スタジオクオリティーの先進的なエフェクトを搭載。

 

■全般的に操作性はいかがでしょうか?
伊藤氏:どんなミキサーでも同じですが、慣れれば何も問題はありません。さらに大きなdLive S3000などはかなり使いやすいんではないでしょうか?しかしC1500でもひと手間かかるというだけで慣れてしまえば全く問題ない操作性です。自分はバンドごとだけではなく曲ごとにもシーンを多用しています。シーンを使えば曲ごとに使わない機能やフェーダーを後ろに持っていけるのでC1500でも全く困りません。

レコーディングスタジオやコンサートなど多様な現場で活躍

 


インタビューをお受けいただいた伊藤氏
■導入することによって運用上効率的になった部分や今後の展望を教えてください。
伊藤氏:とにかくサイズが小さいことが最も大きな利点です。一つ不満があるとしたらライブハウスのルームチューニングを行うにはPEQのQ幅が自分が考えるよりも広く、システムチューニング用としては物足りなさを感じます。細かいEQを掛ける場合は他の機材を持ち込めばいいので問題はないのですが、その部分さえ解決されれば最高のミキサーです。
今後もさらに使っていきたいし、もっとユーザーが増えてほしいですね。世界的にみるとALLEN & HEATHのミキサーはかなり人気で導入施設も多いです。しかし日本ではまだそれほどユーザーが多くない。コンパクトなのに機能は充実していてコストパフォーマンスは群を抜いたミキサーと思っているので、データを他の現場で活かすためにも、もっと使っている現場が増えるといいと思います。

 

お忙しい中、ありがとうございました。

 

主要な納入機材

機材 ブランド名 製品名
デジタルミキサー ALLEN & HEATH dLive C2500
dLive C1500
ミックスラック DM48
DM0
ネットワーキングカード M-DL-WAVES3