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ミニチュア・グリッドについて

ミニチュア・グリッドとは?

カプセル径5mmの無指向性マイク・カプセルに装着し、物理的に周波数特性をコントロールするためのアクセサリーです。

ミニチュア・グリッドには、特性の異なる2種類 - "ソフトブースト"と"ハイブースト"- があります。工場出荷時は、ソフトブーストタイプのグリッドが装着されていますが、ラべリア・マイクを胸元に装着する場合や、高域をさらに強調したい場合には、ハイブーストタイプのグリッドを使用してください。

ミニチュア・グリッド


ソフトブーストタイプ
 ・8~20kHz付近で3dBブースト
 ・ヘッドセット・マイクのように口元近くに装着する場合に適用

ハイブーストタイプ
 ・12kHz付近で10dBブースト
 ・ラべリア・マイクを胸元に装着する場合に有効

下記は、無指向性ラべリア・マイクCORE 4060, CORE 4061の周波数特性図です。
CORE4060/4061/4062/4063周波数特性図

ミニチュア・グリッド対応製品

ヘッドセット・マイク

ラべリア・マイク

ミニチュア・グリッドのお手入れ方法

マイクロホンを舞台やコンサートで長期にわたり使用していると、マイクロホンのグリッドに汚れ(化粧、埃など)が付着することがあります。そして、その汚れを放置しておくと音質に影響を及ぼすだけではなく、カビや細菌の繁殖、さらにはマイクロホンのエレメントが劣化する原因となります。 汚れた場合には、以下の手順でクリーニングしてください。

グリッドのクリーニング■準備するもの
●無水アルコール(エタノール)
●化粧用コットン(ティッシュでも可)
●綿棒
※道具はそれぞれの取扱上の注意をよくご理解いただいたうえでお使いください。






① まず綿棒にアルコールをたっぷりと浸します。
グリッドのクリーニング1  
 ② グリッドのメッシュ部分をコットンで覆うようにして持ちます。
グリッドのクリーニング2

③ グリッドの内側に綿棒をやさしく押し込みます。
グリッドのクリーニング3
④ 軽く綿棒を押し込み、その後綿棒を回しながら数回抜き差しを繰り返します。あまり乱暴に扱うとグリッドが壊れてしまうので、適度な強さで綿棒のアルコールで汚れを押し出すようなイメージで行います。
グリッドのクリーニング4

⑤ 汚れがコットンと綿棒に移りました。これらの動作を数回繰り返して汚れが移らなくなったらクリーニングは完了です。クリーニングを終えたグリッドは、アルコールが十分に乾いた事を確認してからマイクに取り付けるようにしてください。アルコールなどの揮発性の高い液体は、マイクロホンのエレメントに悪影響を与えますので、十分ご注意ください。
グリッドのクリーニング5グリッドのクリーニング6