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MIDI IO

Version: 1.5.0

MIDI IO 
システム表示区画のMIDI IOタブでは、transform.engineのグローバルMIDI設定やMIDI Tap Tempoコントロールを設定することができます。

Engine MIDI Remote Control

 💡TIP 
global-MIDIコンフィギュレーションは、より複雑なNRPNメッセージを使用するため、柔軟性に富んでいます。1つのCuelistでいくつかのCueをコントロールしたい場合や、Cuelistごとに異なるMIDIチャンネルを使用したい場合は、代わりに「per-Cuelist MIDI personalities」の使用を検討してください。

transform.engineの様々な機能は、MIDI NRPNコントローラーを使ってコントロールすることができます。もしMIDIトランスミッターがNRPNデータの送信をネイティブサポートしている場合は有効です。 

transform.engineは現在、任意のCueをトリガーできるように、NRPN MIDIメッセージに対応しています。

MIDI NRPN コントロールを有効にするには、「Enable」 ボタンを選択するか、希望の MIDI チャンネルを選択します。

 💡TIP 
MIDIケーブルがコンソール/MIDI機器のOUTポートとtransform.engineのINポートに接続されていることを確認してください。


NRPN Parameter Map
NRPNパラメータ-は以下の通り:
パラメーター
#
名称 データーの型 注意
1 Selected Cuelist 14ビット整数(MSB + LSB) このパラメーターは、MIDI経由で他の操作を実行する際のターゲットとなるCuelistを選択します。このパラメータを変更すると、パラメータ 2 と 3 はクリアされます。
2 Selected Cue Number 14ビット整数 (MSB + LSB) このパラメーターでは、MIDI 経由で他の操作のターゲットとなる Cue を選択できます。このパラメータを変更すると、パラメータ 3 は値 0 にリセットされます。
3 Selected Cue Number Decimal 14ビット整数(MSB + LSB) このパラメータは、MIDI 経由で他の操作のターゲット Cue を選択する際に、Cue Number の小数部を指定します。
4 Fire Selected Cue ブール(MSB + LSB値> 63の場合に選択) このパラメータを > 63 に設定すると、現在選択されている Cuelist に対して現在選択されている Cue を 送り出し、その後選択をクリアします。


例) NRPNによるCue(QL42 Q100)の送出
MIDIアクション 概要
NRPN 1 = 42に設定 Cuelist 42を選択
NRPN 2 = 100に設定 Cue100を選択
NRPN 4 = 127に設定 選択したCueを送出


例) NRPNによるCue(QL42 Q300.3)の送出
MIDIアクション 概要
NRPN 1 = 42に設定 Cuelist 42を選択
NRPN 2 = 300に設定 Cue300を選択
NRPN 3 = 3に設定 Cueの小数3を選択
NRPN 4を= 127に設定 選択したCueを送出


例) 簡易的なレベルのControl Change(CC)メッセージでCue(QL42 Q100)を送出
この例では、最初の例とまったく同じ結果になりますが、今回は適切なControl Change(CC)メッセージを介してNRPN値を手動で設定します。NRPNメッセージをネイティブにサポートしていないMIDIデバイスを使用している場合でも設定は可能ですが、少々煩雑になります。代わりに  per-Cuelist personalities  を使うことを検討してください。
MIDIアクション 概要
CC 98 = 1 NRPN 1 [Selected Cuelist]を選択
CC 38 = 42 NRPN データ入力 42
CC 98 = 2 NRPN 2 [Selected Cue Number]を選択
CC 38 = 100 NRPN データ入力 100
CC 98 = 4 NRPN 4 [Fire Selected Cue]を選択
CC 38 = 127 NRPN データ入力 127

 

MIDI Tap Tempo Assignments(MIDIタップテンポの割り当て)
Global Tap Tempoは、NoteまたはControl Changeメッセージのいずれかで操作できます。該当するメッセージが正しく受信されるように、適切なMIDIチャンネルと入力タイプを選択してください。

 💡TIP 
ほとんどのデジタルミキシングコンソールでは、カスタム条件付きマクロトリガーを使って、チャンネルが特定のレベルを超えたときにMIDI情報を送信するようにプログラムできます。例えば、キックドラムのチャンネルに設定すれば便利です。

Tap Tempo Parameter Table
Tap Tempoの割り当てを設定する際には、入力の特性を定義する必要があります。

パラメータ 説明
Personality MIDIトリガーの機能を定義します。現在選択できるのは  Tap Tempo  のみです。
MIDIチャンネル メッセージを受信するMIDIチャンネル(1〜16)を選択します。
入力タイプ MIDIメッセージの種類を選択します。 Note  または  Control Change  が選べます。
Note  Note  が選択されている場合は、受信するMIDIノート(例: C#1 )を指定します。
Control Change  Control Change  が選択されている場合は、受信するCC番号を指定します(上記には表示されていません)。