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Performance

Version: 1.5.0

Performance
ナビゲーションバーに、transform.engineのDSP負荷の情報が表示されます。これを選択すると、Performanceタブへ移動します。ここでは、transform.engineの現在のパフォーマンスを確認できます。

DSP Load Breakdown(DSP負荷の内訳)
Performanceタブでは、DSP使用状況をより詳細に可視化できます。Showfile内の各chainごとのDSP使用状況が表示されるようになり、処理リソースがどのように配分されているかを正確に把握できます。

DSP負荷グラフでは、各chainが全体のDSPコア使用率にどのように貢献しているかが示され、プラグインパフォーマンスの最適化に役立ちます。各コアについても、それぞれのchainがシステムタイムをどれだけ使用しているか、内訳が表示され、chain上にカーソルを重ねると使用時間が確認できます。

システムタイムの詳細については、インラインを選択することで確認できます。これをクリックすると、以下の情報ボックスが表示されます。

Resettable Peak Holds(リセット可能なピークホールド)
DSPメーターには、リセット可能なピークホールド機能が追加され、ピーク負荷の監視や管理がより簡単になりました。これには2つのコントロールがあります。
(表そのまま挿入) 

Navigation Bar Reset Performance Tab Reset

Overrun Counts Per Core(コアごとのオーバーランカウント)
transform.clientでは、各DSPコアごとのオーバーラン発生回数を直接確認できるようになりました。これにより、DSP処理の安定性とパフォーマンスをリアルタイムで監視できます。

もしDSPコアでオーバーランが発生している場合は、グラフの横に警告が表示され、即座にパフォーマンスの問題があることが通知されます。この状態が解消されるか、オーバーランカウンターがリセットされるまで、音声にノイズやひずみなどのアーティファクトが継続して発生する可能性があります。

chainが過去にオーバーランを起こした場合は、システムが目立たない形で警告を表示し、オーバーランが発生したことや追加調査が必要な可能性を知らせます。

これらの機能は、Showfileのパフォーマンスを適切に把握・管理し、安定した運用と効率的なリソース活用を実現するのに役立ちます。 

 💡TIP 
Period Sampleを 32 から 64 に倍増させることで、DSP パイプラインのレイテンシは 2 倍になりますが、chain処理に使用可能な時間量(すなわちシステム容量)は増加します。 
 

Audio Renderer Info
システム全体の情報の下には、各Audio Rendererのパフォーマンスに関する情報が表示されます。概要表には、セッション内の各Audio Rendererの稼働時間が表示されます。 その後に、各レンダラーの詳細な統計が続き、主にサポートに役立ちます。 

  • Engine Time : 内部エンジンのオーディオ処理タスクに費やされた期間ごとの時間。 
  • Period Time : Danteネットワークから計測された期間間の時間。 
  • Engine Xruns : 時間のずれが検出された回数。