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Quantum / SD Seriesについて

 
■圧倒的な音響処理能力  ■全モデル対応のI/Oラック群  ■ゲイントラッキング

■全モデル共通の操作性
全モデルを通して、ダイナミクスの調整画面などすべてのコントロールが同じデザインで構成されているため、一度操作を覚えてしまえば他のモデルも迷うことなく操作できます。



カスタムバンクやマクロスイッチなど操作を効率化する優れた機能を搭載しており、快適なオペレーションを実現。エフェクト群も豊富で、ダイナミクスにはコンプ、ゲートにディエッサーとダッカーを追加。Waves社の豊富なプラグインエフェクトも追加できるオプションも用意しており、多彩な音作りが可能です。

全モデルに大型のタッチスクリーンを搭載しています。Quantum852は21.3インチ、Quantum338/225には17インチ、その他のモデルは15インチを採用して、視認性を向上。フェーダーに対応する12系統のチャンネルセクションを一度に表示します。

フェーダーは、不用意に動かないようにブレーキがかかる100mmのタッチセンサー式を採用しています。

 
●データーはUSBメモリーに記録でき、バックアップや他のコンソールへの転送が簡単です。

●PCでシステム設定を組めるほか、リモートコントロールが可能なiPad用のソフトウェアQuantum APP」「SD APPも無償でダウンロード可能。
 iPad用ソフトウェア
「Quantum APP」「SD APP」

App Store
⇒Apple Storeよりフリーダウンロード 



 
■圧倒的な音響処理能力
▼Quantum Series
複数のFPGAを連動させた驚異的なパワーとスピード

STEALTHの第4世代にあたるQuantumは、第7世代の最新FPGA(Field Programmable Gate Array)をもとに開発されたテクノロジー。以前は不可能だったFPGA の複数レイアウトを可能にし、フラッグシップモデルのQuantum852には5つ、それ以外のQuantumコンソールには3つのFPGAを連動させています。圧倒的な処理能力をさらに向上させ、すべてのAUXセンドに入力チャンネルと同等のEQやダイナミクスの機能を装備した「Nodal Processing」をはじめ、チャンネルストリップの新しいアルゴリズムを採用した「Mustard Processing」や「Spice Rack」、「True Solo」など、革新的なプロセッシングも追加され、柔軟なミキシングが行えます。
 
▼SD Series 
“STEALTH Digital Processing(ステルス・デジタルプロセッシング)”による圧倒的な処理能力
SD Seriesは、全モデルに“STEALTH Digital Processing(ステルス・デジタルプロセッシング)”を搭載しています。STEALTHは、フローティングポイントで動作する最新のFPGAテクノロジー「Super FPGA(Field Programmable Gate Array)」をベースに、飛躍的に効率を向上させる高性能チップ「TigerSHARC」を搭載。圧倒的な処理能力とフローティングポイント演算による広大なヘッドルームやダイナミックレンジは、音質全般を上質にし、品位を高めます。ライブ、レコーディング、ブロードキャスト、どのシーンにおいてもオペレーターの意図するサウンドを実現します。
 
●ブロードキャストやシアターに適した機能を追加するバージョンアップも可能です。
I/Oラックは、DiGiCoの全モデルに対応します。入出力はカード方式を採用しており、現場の規模や用途に合わせてカードを選択します。多様な選択肢から必要なカードを自由に選んで、オペレーター好みのラックに仕立てられます。
ラックは、MADIやオプチカルでコンソールと接続してネットワークを構築。SDRack Seriesでは、オプチカルで最大14台、コンソールを最大5台まで接続可能。システム内で最大504chの入出力を96kHzのリダンダントループでつなぎます。
※AVIOMやDanteのネットワークに対応したカードも用意しています。
 
アプリケーション例----------------------------------------------------------------------------------
 
■SRと放送の同時運用
3台のQuantum/SD Seriesのコンソールと4台のSD-RackをOPTOCOREの光ネットワークのループでつなぎ、リダンダント機能を強化。2Gシステムで、コンソール間の距離は最大300m。3台のQuantum/SD Seriesコンソールは、ローカルI/OやSD-Rackに入力された信号を共有し、それぞれ独自のミキシング操作を行えます。SD-Rackの出力は、ループ上にあるどのコンソールにも自由に割り当てられます。光ネットワークシステムで既存のシステムにコンソールを増設することでサブミックスとローカルの音源を共有・分配が可能。
 
 
■光ネットワークシステムで機材を接続
光ネットワークで別の場所にあるスタジオとQuantum/SD Seriesのコンソールを接続できるので、タスクに応じた柔軟なシステムを構築できます。最大でQuantum/SD Seriesコンソールを5台、SD-Rackを14台まで接続可能。504chのI/Oを共有できます。



 
■ゲイントラッキング
デジタルゲイントリムがアナログゲインと密接に関係して動作するDiGiCo特有の機能。
全モデルに搭載されており、ラックの入力を共有しているコンソール間のゲイン調整に有効。
 
例えば、ある入力をFOHのコンソールとモニターコンソールで共有している場合、今までのシステムだとFOHがアナログゲインを0dBから+11dBにするとモニターも+11dBになるため、オペレーター同士が連絡を取り合ってゲインの調整をする必要がありました。ゲイントラッキングは、FOHがアナログゲインを+11dBあげると、それに反するようにモニターのゲイントリムが自動的に-11dB動き、モニターの出力のレベルを一定に保ちます。それぞれが任意のゲインを設定できるため、オペレーター間でのやりとりがなくなります。時間ロスのない的確なオペレーションが可能になり、不要なハウリングを未然に防ぎます。
 
ゲイントラッキングの機能は、1台のミキサー内でも使用可能です。
例えばFOHミキサーでステージモニターもコントロールする場合(いわゆる表返し)、同じ入力信号を二つのチャンネルに分けてゲイントラッキング機能を使用することで、それぞれのコントロールが可能になります。同様に同じ信号を多くのマトリクス出力などにルーティングする場合もバス側のコントロールだけではなく入力チャンネル側でのコントロールも可能になります。
 
現在ではSD Seriesの多くの機能のひとつとなっているゲイントラッキング機能ですが、DiGiCo社では前世代の機種から搭載しており、実際の現場で利用されてきています。他メーカー製品でも同様の機能を持つようになった今日でも、世界標準機となったDiGiCoミキシングコンソールの現場力を示す機能のひとつとなっています。
 
動作範囲は、±40dBの範囲です。
 
■コンソールのモニター表示
 
■実際のシステム
 
 
▼Nodal Processing  ▼True Solo  ▼Mustard Processing  ▼Spice Rack & Chilli 6,Naga6

第7世代の最新FPGAをもとに開発されたQuantumは、96kHz標準の高音質はもちろん、最新のプロセッサー技術とシステム設計を活用しています。以前は不可能だったFPGAの複数レイアウトを可能にしたことにより、3つが一体となって動作。

他の追随を許さない圧倒的な処理能力をさらに向上させ、最大2,000チャンネルを96kHzで458のプロセッシングパスへ送信できる高い処理能力を実現しています。

STEALTH Digital Processingで搭載されたSHARCは第4世代に入り、Quantumに搭載された3つのSHARCはFPGAの補間アルゴリズムを制御。あらゆるエンジニアが違いを感じる、温かみのあるアナログ感を生み出しています。

▼Nodal Processing 
Nodal Processingは、すべてのAUXセンドに入力チャンネルと同等のEQやダイナミクスの機能を割り当てられる新しい機能です。つまり、AUXセンドを独自のチャンネルに変えて、それぞれのセンドに1チャンネル分のプロセッシングを加えられます。

それぞれのアーティストに合わせた細やかなミックスが実現できるため、劇場などで使用される小型のパーソナルモニター・ミキサーのような役目を果たします。



▼True Solo 
True Soloは、Nodal Processingをベースにモニターエンジニアのニーズにフォーカスして開発されました。

入力がソロになったとき、TrueSoloパネルでアーティストの出力バスを選択すると、出力処理がエミュレートされ、アーティストが聞いているのと全く同じように音声を聞くことができます。

どのように聞こえるかを推測することなく、正確なモニタリングが可能です。Nodal Processingと組み合わせることで、すべてのモニターエンジニアがクリエイティブなミキシングを提供できる、究極のツールセットとなります。


▼Mustard Processing 
Mustard Processingは、チャンネルストリップの新しいアルゴリズムです。
標準のSDプロセッシングと組み合わせて使用でき、2つのプリアンプ、オールパス・フィルターを含む4バンドEQ、4種類のコンプレッサー、ゲート/ダッカーから選択して既存のチャンネルストリップに追加できます。



▼Spice Rack & Chilli 6, Naga6 
Spice Rackは、内部のFX(ディレイ、エンハンサー、コーラス、ピッチシフター、リバーブ)とは別に追加される高機能プロセッシングです。
Chilli6とNAGA6は、どちらも設定したスレッショルドを超えた信号に動作し、周波数ごとにコントロールが可能。
  • Chilli6は、インプット/アウトプットチャンネルストリップへ自由にインサートできる6バンドのマルチバンド・コンプレッサー/エクスパンダー。
  • NAGA6は、6つのパラメトリック・バンドを備えたマルチバンドダイナミックEQ。